Smile Again 〜あなたの笑顔が見たいから〜
?
と思って彼の顔を見上げると、
「エスカレーター、先にどーぞ」
と言われたので、素直に先にエスカレーターへと足を乗せた。
自然と繋がれていた手が離れて、寂しさが増した。
でも、私のすぐ後ろに天道君が来て、教室の席順を思い出したら、さっきまでの寂しさがあっさりとなくなった。
どうしてそんな風になるのか不思議で仕方なかったけど、2人して無言のままエスカレーターを上りきった。
と、目の前に現れた改札口。