闇瞳
「そこのフードのお姉ちゃん。顔見せてよ。俺らと一緒にいいことしようや」
ほらね。みんなそう。
みんな性欲のためでしか女を見てない。
くず。くず。
「あ!?誰に口聞いてんだよ。」
私は男に負けないくらいの殺気をだし低い声で言った。
「な、な、なんだ?おまえ女か??」
「うるせえよ。」
こうなると私は止まらない。
相手が気絶するまで殴り続ける。
「わ、悪かった。オエ。も、、、うやめて、、、く、、れ…」
「弱ええくせに話しかけてんじゃねえよこのカスが。」
あの時はあまりにも小さくて抵抗できなかったけど、それが悔しくて、恐怖で今まで
男に負けないくらい喧嘩していた。
「や、め、、、て、くれぇ、、、。」
男は白目を剥きそうになってる。
でも私は自分を止めらられない。
今までもずっとそう。
喧嘩したって何したって。
昔の記憶は忘れられないし、心の闇もなくせなかった。
いまさら、光を宿してほしいとも思わないがな。