午前0時、魔法が解けるまで。









由花子は連絡する理由は何でもいいって言ったけど……連絡、してみようかな。



「いやいや……」



一瞬ありえないことを考えてしまい、慌てて首を横に振った。




前提をすっかり忘れていたが、彼は今をときめく人気アイドルだ。

私はそんな人と関わっていい人間ではないし、彼の将来にとっても邪魔になるだけ。




そう思い直して、お目当ての本を探す作業に戻る。









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