午前0時、魔法が解けるまで。










「じゃあ、これからは大学に……?」


「うん。平日は普通に講義を受けることにしたよ。できるだけ君に会いたいしね」




とんでもない口説き文句を何でもないふうに言う王子様に私はめまいを覚えた。



さすがにグループの方の仕事は動かせないけど、と付け加えたあと、砂川さんは私の頭を2、3度撫でるように叩き私から身体を離した。










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