午前0時、魔法が解けるまで。






そうだ、私は2人の名前を教えていない――


それなのに何で私の好きな人が増田先輩だとわかったのだろうか。

いや、ただ単純に砂川さんがどちらかのことを知っていて、あまりよくない印象を持っていたから離れたかったという可能性もあるけれど。



「……そう。」



砂川さんは一瞬考えるように唇に指を当てたが、すぐにいつものように柔らかく笑った。








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