午前0時、魔法が解けるまで。







「ごめん由美子、私ちょっとトイレ」


「ん?ああ、もうすぐ始まるから早く戻っておいでよ」



由美子がヒラヒラと手を振るのに応じながら、私は立ち上がった。


これから講義を受けようと講堂へ入ってくる学生達とぶつかりそうになりながら、ロック画面に表示されたメッセージをちらりと見た。






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