午前0時、魔法が解けるまで。







「あ、あんた……その怪我……」



目の前にいるのはやっぱり大親友の由美子で、医務室に移動する前に由美子に「医務室に行ってくる」と伝えていた。

彼女は講義を抜け出して先に来ていたらしい。


ただならぬ私の様子に由美子は私の腰を抱いたかと思えば性急な動作で私の前髪を上げて怪我を確認した。







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