午前0時、魔法が解けるまで。






「あ、そっか……充電……」



昨日から電源を入れっぱなししていたスマートフォンは充電切れのためか、ボタンを押してもぴくりとも動かない。


大学に行く時間まででも充電しようと、ベッドの下に転がっている充電器を拾い上げてスマートフォンに接続する。



コンセントをプラグに差し込んだ時、部屋の外からバタバタと音が聞こえて私は慌てて顔を扉へ向けた。







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