午前0時、魔法が解けるまで。






「何で優衣ちゃんの携帯に冬馬が登録されているのかな?」



連絡先一覧の上部。

見知った名前を見つけた薫くんはそう言って、彼の肩を掴んだ。



「……………………知らねえよ」

「冬馬?」

「知らねえよ!!」



薫くんは私と由美子に背中を向けているため、表情は確認できないがあのヤンキー逢坂冬馬が顔面蒼白で慌てていた。







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