午前0時、魔法が解けるまで。






「み、美香とは別れたんですか」


「え?あー……うんうん。ちょっと違ったっていうか」



私の問いかけに少し驚いた顔をして、慌てて焦ったような表情で言葉を濁す増田先輩に、私は美香の言っていたことが真実味を増してきたことを思い知らされる。


私は一つ深呼吸をして、息を全て吐き終わってからまた息を吸い、口を開いた。






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