午前0時、魔法が解けるまで。






「かわいいね。触ってもいい?」


「はい。しっぽなんて特にふかふかでぎゅむっ」



突然パーカーを被せられて、布越しに頬を手で挟むように掴まれた。



「ほんとだ。ふかふか」



薫くんは恍惚といった表情で猫の耳をふさふさと撫でたり揉んだりしている。






< 391 / 398 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop