午前0時、魔法が解けるまで。








「私、遊ばれていただけの可能性が」



顔を上げてそう告げると、由美子は苦虫を噛み潰したような微妙な顔をしていた。



「……ていうか、砂川さん、アイドルなのになんでうちの大学にいたの?」




ふと、ずっと消化しきれていなかった疑問を思い出して身体を起こす。









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