胸キュン、はじめました。
「リイちゃんの前の彼とはちょっとタイプが違うね?」
「うん! 前の彼氏は大学生だったから。今回は同い年なのー。学校が違うのが寂しいけどねー」
そう言ってえへへと笑うリイちゃんは頬をほんのり赤らめている。
まるでピンクのオーラが見えそうなくらいリイちゃんの周りを取り囲んでいた。
「そうなんだ。リイちゃんって入江くんと仲良いけど、付き合わないの?」
なんてどストレートな言葉を言うと、リイちゃんはスマホを見つめながら笑った。
「だからハヤテちゃんはないってばー。幼馴染だから付き合いも長いし、家族とも仲良いけど、兄妹みたいなものだからね」
そっか。
……って、なんだろ。一瞬ホッとした気持ちになったのは。
入江くんはリイちゃんのことが好きなわけだから、こんな風に思うのは入江くんに悪いのに。
「ねぇ、澪ちゃん。だからもし澪ちゃんがハヤテちゃんのことを好きになったりしたら、リイは全身全霊で応援するからね♡」
リイちゃんは両手をグーにして口元に当てながら微笑んでいる。
「入江くんは私を好きにならないと思うよ」
「えー、なんでそう思うのー?」
「だって……」
『ーーリイなんだ』
そう言ってた。初恋はリイちゃんだって言ってた。
それは過去の話なのだと思ったけど、そうじゃないんじゃないかって最近は思うんだ。
だから入江くんが私を好きになるはずはないと思う。
「うん! 前の彼氏は大学生だったから。今回は同い年なのー。学校が違うのが寂しいけどねー」
そう言ってえへへと笑うリイちゃんは頬をほんのり赤らめている。
まるでピンクのオーラが見えそうなくらいリイちゃんの周りを取り囲んでいた。
「そうなんだ。リイちゃんって入江くんと仲良いけど、付き合わないの?」
なんてどストレートな言葉を言うと、リイちゃんはスマホを見つめながら笑った。
「だからハヤテちゃんはないってばー。幼馴染だから付き合いも長いし、家族とも仲良いけど、兄妹みたいなものだからね」
そっか。
……って、なんだろ。一瞬ホッとした気持ちになったのは。
入江くんはリイちゃんのことが好きなわけだから、こんな風に思うのは入江くんに悪いのに。
「ねぇ、澪ちゃん。だからもし澪ちゃんがハヤテちゃんのことを好きになったりしたら、リイは全身全霊で応援するからね♡」
リイちゃんは両手をグーにして口元に当てながら微笑んでいる。
「入江くんは私を好きにならないと思うよ」
「えー、なんでそう思うのー?」
「だって……」
『ーーリイなんだ』
そう言ってた。初恋はリイちゃんだって言ってた。
それは過去の話なのだと思ったけど、そうじゃないんじゃないかって最近は思うんだ。
だから入江くんが私を好きになるはずはないと思う。