胸キュン、はじめました。
だってそれは……。
「うーんと、私からファーストキスを奪った相手っていうのは、入江くんじゃないから……かな?」
リイちゃんはさっきあげた飴玉みたいに目をまん丸と見開いた。
「……澪ちゃん、どういうこと?」
「話せば長くなるって言ったでしょ?」
私はリイちゃんのふわふわとした柔らかな猫っ毛を持つ頭をポンポンと撫でた。
「だからね、私のファーストキスを奪ったのは入江くんじゃなくて、松本先輩なのよ」
「えっ」
さっきまで怒りを露わにしていたリイちゃんは、肩の力が抜けたみたいにイスに深く腰を据えた。
「昨日私が入江くんの練習を見てた時に、松本先輩と話す機会があって、平たく言えば告白されたんだけど……」
「えっ、澪ちゃん。松本先輩に告白されたの!?」
付き合ってって言われたから、告白であってるよね?
リイちゃんがあまりにも驚いたような反応をするから、私は一瞬不安になった。
「うーんと、私からファーストキスを奪った相手っていうのは、入江くんじゃないから……かな?」
リイちゃんはさっきあげた飴玉みたいに目をまん丸と見開いた。
「……澪ちゃん、どういうこと?」
「話せば長くなるって言ったでしょ?」
私はリイちゃんのふわふわとした柔らかな猫っ毛を持つ頭をポンポンと撫でた。
「だからね、私のファーストキスを奪ったのは入江くんじゃなくて、松本先輩なのよ」
「えっ」
さっきまで怒りを露わにしていたリイちゃんは、肩の力が抜けたみたいにイスに深く腰を据えた。
「昨日私が入江くんの練習を見てた時に、松本先輩と話す機会があって、平たく言えば告白されたんだけど……」
「えっ、澪ちゃん。松本先輩に告白されたの!?」
付き合ってって言われたから、告白であってるよね?
リイちゃんがあまりにも驚いたような反応をするから、私は一瞬不安になった。