胸キュン、はじめました。
「それで、入江くんはどんな食べ物が好きなの!」
「……なんでちょっと怒ってんだよ」
私は語尾を強めに言ったせいで、入江くんが身構えるのが見て取れた。
そりゃそうだ。突然頭突きなんてされたんだから、次またいつ繰り出されるかわかったもんじゃない。
だから私は入江くんに頭突かれないように、気合を入れて話すことにした。けど、それは逆効果だったみたい。
「怒ってるやつには教えねー」
「えー、なんでー?」
「じゃあ逆に篠田は何が好きなんだよ」
「私はね……たこせんかなぁ?」
好きな食べ物はたくさんある。正直絞りきれないほど、私は食べることが大好きだ。
「なんだよ、たこせんって」
「あっ、入江くんも知らないんだ。これ言うといつも聞き返されるんだよね」
「えびせんなら知ってるけど……」
「中学の時に大阪に旅行に行ったことがあるんだけどね、その時行ったたこ焼き屋の屋台で初めて知ったんだけど、大阪の人はたこ焼きをえびせんに挟んでスナック感覚で食べるんだって。それがすごく美味しくって」
ソースとマヨネーズ、それに天かすも入って、えびせんはパリパリでたこ焼きは柔らかくってあれは最高に美味しいおやつだった。
「……なんでちょっと怒ってんだよ」
私は語尾を強めに言ったせいで、入江くんが身構えるのが見て取れた。
そりゃそうだ。突然頭突きなんてされたんだから、次またいつ繰り出されるかわかったもんじゃない。
だから私は入江くんに頭突かれないように、気合を入れて話すことにした。けど、それは逆効果だったみたい。
「怒ってるやつには教えねー」
「えー、なんでー?」
「じゃあ逆に篠田は何が好きなんだよ」
「私はね……たこせんかなぁ?」
好きな食べ物はたくさんある。正直絞りきれないほど、私は食べることが大好きだ。
「なんだよ、たこせんって」
「あっ、入江くんも知らないんだ。これ言うといつも聞き返されるんだよね」
「えびせんなら知ってるけど……」
「中学の時に大阪に旅行に行ったことがあるんだけどね、その時行ったたこ焼き屋の屋台で初めて知ったんだけど、大阪の人はたこ焼きをえびせんに挟んでスナック感覚で食べるんだって。それがすごく美味しくって」
ソースとマヨネーズ、それに天かすも入って、えびせんはパリパリでたこ焼きは柔らかくってあれは最高に美味しいおやつだった。