胸キュン、はじめました。
「……で、澪ちゃん。お昼の事はさておき、ハヤテちゃんとはその後どう? 昨日の放課後はハヤテちゃんと女子に人気な男子の調査しに行くって行ってたよね?」
荷物を降ろして席に着くと、リイちゃんは前の席に座った。
「何か収穫あった?」
リイちゃんが可愛らしく両手でグーを作ってそれを頬に当てる形で、縦肘をつきながらそう言った。
言いながらも、私の返事を興味津々かつニコニコと微笑みながら頭を左右に揺らして聞いてくる。
「えっと、昨日はバスケ部の部活見学に行ってきたよ」
「あっ、じゃあ松本先輩見たの?」
さすがリイちゃん。人気者の男子のことは把握済みなんだ……って思ったけど、よくよく考えて見たらあの入江くんが持ってたリストの作成者はリイちゃんなんだっけ。
「うん、見て来た」
「どうだった? かっこよかったでしょー?」
女子とはこの手の話が好きなようで、中学の頃の光景がフラッシュバックした。恋愛や好きな人の話になった時、当時のクラスメイトもこんな感じだったな、なんて思い出しながら。
そしてリイちゃんももちろん、それに漏れることなく爛々とした瞳で身を乗り出した。
荷物を降ろして席に着くと、リイちゃんは前の席に座った。
「何か収穫あった?」
リイちゃんが可愛らしく両手でグーを作ってそれを頬に当てる形で、縦肘をつきながらそう言った。
言いながらも、私の返事を興味津々かつニコニコと微笑みながら頭を左右に揺らして聞いてくる。
「えっと、昨日はバスケ部の部活見学に行ってきたよ」
「あっ、じゃあ松本先輩見たの?」
さすがリイちゃん。人気者の男子のことは把握済みなんだ……って思ったけど、よくよく考えて見たらあの入江くんが持ってたリストの作成者はリイちゃんなんだっけ。
「うん、見て来た」
「どうだった? かっこよかったでしょー?」
女子とはこの手の話が好きなようで、中学の頃の光景がフラッシュバックした。恋愛や好きな人の話になった時、当時のクラスメイトもこんな感じだったな、なんて思い出しながら。
そしてリイちゃんももちろん、それに漏れることなく爛々とした瞳で身を乗り出した。