嘘つきなキミ
ーあいー

はやとが出て行って少ししてみゆきが起きた。

みゆき「あい、起きてたの?あれ?はやと達は?」

あい「はやと、こうへい探しに行ったよ...。一緒に行くって言ったけど、みゆき1人になっちゃうから待ってろって...。でもなんか落ち着かなくて...」

みゆき「そっか...ごめんね...」

あい「大丈夫だよ!」

みゆき「探しに行く?」

あい「うん。」


私たちは、こうへい達を探しに出た。


みゆき「どこにいるのかなぁ?やっぱ海とか?」

あい「海か...この時間じゃそこしか行くとこないよね」

みゆき「そうだね...」


少し早歩きで海に向かった。

海に着き二つの影が見えた。
やっぱりここだった。

なにを話してるかは分からなかったが、こうへいの様子がおかしい
私達は急いでこうへいの所に駆け寄った。

こうへいは発作を起こしていた。
でも1番近くにいたはやとはそれに気づいてなかった
私は急いで薬の場所を聞いた
でもこうへいは薬を持っていなかった
いつもなら絶対持っていた筈なのに...

みゆきが走って薬を取りに行ってくれた
お願い...間に合って...
私は祈ることしか出来なかった。

その間私達はこうへいに声をかけ続けた
でも、こうへいは意識を失ってしまった

はやとは急いで救急車に連絡してくれて、
救急車を待った。
早く来て...
早くしないとこうへい死んじゃうよ...
たった数分が何時間にも感じられた...


少ししてみゆきが戻って来たけど、こうへいに薬を飲ませる事が出来なかった。

それからすぐ救急車が来た。
こうへいは大学病院に運ばれた。



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