嘘つきなキミ
ーこうへいー
誰かが起きてきた。
まだ身体がだるくて、横になっていた。
そしたら誰かが近づいてきて俺の手を握ってきた。
少し目を開けると俺の手を握りしめて祈るようにしてるあいの姿があった。
ーこうへい...はやくよくなってね...ー
あい...
ごめんな...
あいはそのまま寝てしまった。
あれから寝てないんだろうな...
泣きすぎたのか目が腫れていた。
俺はあいを起こさないように片手であいに毛布をかけた。
そして、おれももう一度眠りについた。