嘘つきなキミ
一緒に救急車にのり病院へいった。
先生と看護婦さんが慌ただしく処置室へ出入りしてる。
私はただ呆然とその光景を眺めていた。
はやとがみゆきに電話をかけに行った。
私は返事も出来ず、ただただ立ち尽くしていた。
少しして、はやとが戻ってきた。
はやと「あい?大丈夫か?」
あい「ねえ、なんでこうへいあんなとこで倒れてたの...?」
はやとは大きく息を吐いた。
はやと「お前を、あいを探しにいった。」
あい「え...?なんで...」
はやと「知らねえよ。上着も着ずに、走って行った。何があったか知らねえけど、あいつ、俺最低だって言ってた。なにがあったんだよ」
私のせいだ...
最低なのは私なのに...
こうへいは何も悪くないのに...
はやと「おい、どおしたんだよ。」
あい「最低なのは、私だよ…こうへいは何も悪くない...」
はやと「はあ?意味わかんないんだけど」
あい「私、はやとに告ったの...。で、フラれたの...ハァハァ...勝手に...告って、フラれたの...ハァハァ...それで...ハァハァ...
はやと「もうしゃべんな。分かったから。」
あい「ハァハァ...はやと...ハァハァ...私...
はやと「こうへいは大丈夫だから。しゃべんな。」
その後私は過呼吸になって、意識を失った。