嘘つきなキミ
ーはやとー
こうへい、あいの事振ったんだな...
好きなくせに。
バカだな。本当に...
でも、こうへい今まで何があっても絶対走らなかったのに...
自分の命もっと大切にしろよ...
そう思いながらも、笑ってる自分に気付いた。
本気でお互いの事好きだからこそ、うまくいかないんだろうな...
帰り道そんな事を考えながら歩いていた。
〜♪
ケータイを見ると病院から電話が来た。
「もしもし」
「〇〇病院の村上ですが、日向さんの電話でよろしいですか?」
「はい。」
「あいさんなんですが病室にいなくて...」
「今すぐ行きます。」
返事も聞かず電話を切った。
何してんだよ。
ふと屋上を見ると人影が見えた気がした。
「嘘だろ...?」
全速力で走って屋上まで行った。