嘘つきなキミ
ーはやとー
こうへいはちゃんと自分の口から2人に精一杯思いを込めて話してたいた。
俺は込み上げてくる涙を必死に堪える事で精一杯だった。
こらから、俺らはどうなるんだろう。
こうへいから聞いた限界の言葉...
みゆきとあいは泣き崩くずれた。
こうへいは、唇を噛みしめ、自分の服を握り締め、俯いていた。
今俺に出来る事はないんだろうか。
俺は必死に考えた。
こうへいが言ってたあの言葉...
俺は思いついた。
はやと「なあ、みんなで花火しない?」
みゆき「こんな時に何言ってんの?バカじゃないの?」
みゆきは泣きながら言ってきた。
はやと「こんな時だからだよ。もしさ、俺がこうへいの立場だったら...最期くらいみんなで笑顔で過ごしたい...。」
こうへい「はやと...」
はやと「な?いいだろ?こうへいにとっても、俺らにとっても最高の想い出にしようぜ。」
あい「そうだね。花火...しようか。」
はやと「俺買ってくるからみんなで待ってて!」
みゆき「私も一緒に行ってくるね!!」
俺らは急いで花火を買いに行った。