嘘つきなキミ
ーあいー

私達は少し遠回りして飲み物を買いに行った。

みゆき「私、こうへいになんて言ってあげたらいいか分からない...」

あい「...なんで...こうへいなんだろ...」

みゆき「...。」

あい「ねえ、みゆき?私、、、こうへい失うの怖いよ...。もう会えないなんてやだよ...」

みゆき「私もだよ...。」


私達は静かに涙を流した。

みんな想ってる事は同じなんだ。
なんでか分からないけどそれだけで、少しだけ救われた。
1番辛いのはこうへいなんだ。

私達はあなたになにをしてあげる?
あなたはなにを望んでいるの...?

いくら考えても、その答えが出る事はなかった。
この現実を受け止められなかった...


みゆき「そろそろ戻ろうか...」

あい「そうだね...。」


飲み物を買って私達は元の道を引き返した。
その間2人ともなにも喋らなかった。



< 95 / 121 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop