ココロリズム
「優喜のせいで、また学校遅刻じゃん!」
「はぁ!?お前がケンカしかけてきたんだろうが!」
そんなこんなで、今日も廊下に立たされっぱなし。
そして、2人はその度に思う。
((最悪!!))
―――昼休みの時間
「つーかさぁ、美優、そのままお兄様と付き合っちゃえば―?」
「はぁッ!?」
持っていたジュースを、噴き出す。
「だからー、付き合っちゃえば?って言ってんの!」
「意味わかりませんって!アキちゃん!何で私があんな奴と!?」
〈ガラガラッ〉
「沢田美優に決闘を申し込みに来た!!!」
・・・またしても、優喜がクラスに来た。
バカだ・・・バカだよ、ホント。
優喜・・・頭いかれすぎ・・・。
「あら、2人ともどうしたの?」
結局、優喜からの決闘で2人とも本気(?)の勝負を繰り広げた。
その証拠は、2人の頬に赤く染まっていた。
「転んだの!」
「かすっただけだ」
優喜は、ムカつくほど母親の前になると性格が一変する。
「やっぱり、2人とも仲がいいわね~。」
「お母さん!」
私は、またしても反論の目をもつ。