そのキスで、忘れさせて






キスだけでこんなにもフラフラになるのに。

遥希しか見えなくなるのに。

この先に進んだら、あたし、どうなってしまうんだろう。







遥希はあたしの手に、手を絡ませる。

大きくて男らしい手。

そして、剥き出しの胸板にくらくらする。




あぁ、駄目だあたし。

なに遥希に酔ってるんだろう。

そして、期待してるんだろう。







遥希は再びあたしに唇を近付け……





ゆっくりとあたしをベッドに倒した……




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