そのキスで、忘れさせて





「あんたはTODAYの……



「星村遥希。28歳。

好きな食い物は、酒とつまみ。

苦手なタイプはチンカス。

経験人数は六人。」



「な……何言ってんの?」



「恋愛なんかに興味なかったけど、マジで惹かれる女を見つけて、そろそろ落ち着きたいと思ってる」



「……はぁ?」




あたしはハルキ……いや、遥希を凝視した。

遥希は相変わらず気の強そうな表情であたしを見た。

だけどその顔は、やっぱりかっこよくて。

不覚にもドキンとしてしまう。


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