【完】弁当バトル―あなたのために走ります―



 当たり前だけど、クラスで話すくらい。お弁当のことでケンカするのが多かったかな。



 席が近いってだけで、よく話すようになった。きっかけはやっぱりお弁当だったんだけど。



 なんか、私が食いしん坊みたいじゃない。急に恥ずかしくなった。



「おい、やる気出せよ!」


「わ、わかってます!」



 岬に急かされて、仕方なく私は走る。全力で走る!



 なぜ私が野球部の後輩たちと汗を流しているのかというと……。


< 17 / 80 >

この作品をシェア

pagetop