【完】弁当バトル―あなたのために走ります―
「じゃあ、始めるか」
その一言に、私は現実に引き戻される。そうだ、今はお弁当に集中しよう。
おせんべいを食べながら、岬はこれまで分析してきたことを話す。それはお弁当が買いたい私にとって、とても為になるものだった。
まず、授業。
昼休み前の授業、実は月曜から木曜はかなり長引く先生の授業だったりする。
時間内に終わることが少ない。最悪、5分オーバー。
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