【完】弁当バトル―あなたのために走ります―
お弁当が繋いだ絆
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岬は私たちが1年の時の話をし始めた。
岬陸斗。
彼のことを知ったのは、3年になってから。3年になるまでクラスは違ったし、私は部活をしてもいなかった。
でも、岬は1年の時に私を知っていたのだという。不思議でしかない。
「私、そんなに目立つ方じゃないよ? どっちかというと、佳菜の方が可愛くて目立ってない?」
「だってさ」