大好きな彼
「女の子がこんな重いの持っちゃダメじゃん!」
そういって、書類を拾ってくれた。
「アッ! スイマセン!」
といい、私も拾い始めた。
まだ受け止められた時に触れた手が熱い…
顔が赤いのがバレないように、下をむいていた。
全部拾い終えて、
「ありがとぅございました。o(^-^)oニコッ〃」といい、職員室に向かって歩こうとすると、
ガシッ
「待って!手伝うよ!」
そいいって、さりげなく書類をわたしより多く持って、
「ほら、行こう!」
といい、私の手を引っ張った。
「…ゴメンナサイ。手伝わせてしまって……」
私が申し訳なさそうにいうと、
「平気だよ!気にしないで!」
彼が笑顔で言ったので、ドキッとした
こんな綺麗な顔で、いわれたから余計にどきどきした。
その時からだと思う。私が彼を好きになったのは……