世界
達哉side

おいっ!おいっ!深雪!!

俺はとにかく叫び続けた

すると…

深雪「んっ…ん?ここは…どこ?」

と目を覚まし辺りを見回している…

達哉「よかったー…まじあせった…」

俺はその場にしゃがみこんでしまった



樹「深雪さん?ごめんねうるさいやつがいて…(笑)でもね?ほんとにこいつ心配して夜も寝ずにずっと側にいたんだよ?(笑)」


達哉「お…おい!それをいうなよ!恥ずかしいじゃねーかよ!」

兄貴のやつ…いらんこといいやがって…



深雪「えっ…!そんな…私なんかに無駄な体力使わなくても…?ありがとうございます。迷惑かけてすいませんでした。」

と頭を下げるあいつは悲しそうな目をしていた
俺は咄嗟に

グイッ…ギュッ


抱きしめていた

深雪「えっ…!ちょっ、ちょっと…!」

達哉「深雪…そんな悲しい顔をするな、それに私なんかじゃない…お前だからだ、お前だから助けた。辛いなら泣け、思いっきり泣いて笑え。何があったかは分からないが俺はお前を救いだす…必ず」

深雪「…」


俺はいつのまにかそんな事をいってしまっていた…
あとから考えるとほんとに恥ずかしくなってきた…
しかも無言だし…
なんかいってくれよ!

達哉sideend

< 13 / 28 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop