世界
深雪(とうとう今日はみんなに挨拶しなきゃいけないんだな…緊張してきた…)

私はギュッと手を握りしめ深呼吸をし、放課後の廊下を歩いた





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深雪(あっ、あそこにいるのは…達哉??)

今日私は達哉のことを観察していた、ほんとに信じることができる人なのか…
だけど彼は、たくさんの人に騒がれても動じずにそれらの歓声を全くの無視して素通…逆に嫌がっているように見えた、また仲間らしき人といたとしても全く笑うことなく仏頂面で愛想がないように見えた…

私が見てきた達哉とは全くの別のようだった…
今も普段見せないような優しい顔で私を校門から見つめている…

深雪(…なんで彼をみるとこんなにも心が苦しくて押し潰されそうになるの…??)



私は急いで彼のもとへと向かった…




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