世界
今私はどんな状況にあるかというと、
なぜか睨みあっている男同士の間にたたされているのである…

簡潔に説明すると

達哉の横に座るか雀の横に座るかの話で言い合いからのにらみ合いが始まったのである

なんというバカな喧嘩をしているのか…

他の幹部は呆れた顔でその様子を眺めている…って誰か私を助けろよー(汗)


「ちょっと、怖いです」

私は、おどおどした感じを‘’作りながら‘’
そのにらみ合いを仲裁した

これで、おさまるだろー…

かと思って安心してると、


達哉「おい、深雪むりして自分を作らなくていいぞ?ここにはお前を受け止めないやつや拒絶するやつはいない」


その発言にとてもびっくりした、、
と同時に胸がとても締め付けられる感じがした、
こんなことを言ってくれる人は今までいなかった、

私自身を受け入れようと、受け止めようとしてくれる人はいなかった、


回りを見渡すとさっきまでにらんでいた雀も他の幹部も穏やかな表情で私を見つめていた、
まるで、「大丈夫」とでもいうかのように



私は、ほんとにこのひとたちを信じていいの……?

ほんとに大丈夫なのかな……


なにもわからない…
でも1つ分かるのは今私はこのひとたちを必要としている…ということだけ


深雪「いいの…?(ボソッ)」


私は小さな声で独り言のように呟いた


それに対して
達哉「もちろん、いいんだよ、なにも気にしなくて、深雪の抱えている闇を俺らも背負うから自分を作るな?」

と温かく柔らかい言葉がふりそそぎ
私の心に染み渡っていった

その瞬間今まで溜まっていた、隠していたはずのものがすべてまるで壁が壊れたかのように溢れだして涙と共に出てきた


深雪「きつかったよー、辛かったよー」
と大きな声でまるで子供のように泣きじゃくった

それを達哉は受け止めるかのように抱き締めてくれ頭を撫でてくれていた








< 25 / 28 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop