世界

深雪「これから委員長として精いっぱい頑張りますのでよろしくお願いしますニコッ」

そういったとたん歓声があがったみんな顔を真っ赤にさせてどうしたんだろう
《深雪は鈍感ですby作者》

深雪「ボソッはー…めんどくさいものになったな」
とぼやきながらいまはお昼ご飯を食べている
私は運のいいことに窓側の一番左後ろの席だった
ただ入学して一週間たつが周りの5つの席が埋まったことがない
まあ邪魔だからいいのだけど

毎日男の子達が私のところにやってきてずっと声をかけてくる
今も
く男「ねーねー深雪ちゃんてさなんでそんなに優しくて可愛いの?」
く男「彼氏はいないの?俺はどう?」
く男「おいずりーぞおれもどう?」

などと毎日同じことばかり
そこでいつもと同じように
深雪「彼氏はいませんよ、皆さんはわたしなんかよりもっといい人がいますよニコッ」
と答えると
皆顔を真っ赤にさせてお礼をいって戻っていく


ほんとにめんどくさい



そんなこんなで放課後になりバックを手に取り帰る準備をしていると…

ガラガラッ

と後ろのドアが開いた
いま教室には私しか残っていなかった
きにせず帰ろうと思い席をたち前のほうのドアに向かってあるきだした
すると
?「おい、お前はだれだ」
とそのドアを開けたものらしき人物が誰かに向かって声をかけていた
私はそしらぬかおして出ていこうとすると
ガシッ
深雪「ッ!!!!?????」


?「無視とはいい度胸だな」
と先ほどまで後ろのドア付近にいた男が私の腕をつかんでいた
とてつもなく強い力で痛みに顔を歪ませていると
?「あっ!すまん、大丈夫か?強く握りすぎてしまった」

と謝りすぐに手を離してくれた

私はすぐさま笑顔をはりつけて
深雪「いえ、大丈夫ですよ、私こそ声をかけられていたのに気づかずにいってしまおうとしてごめんなさいニコッ」
と平然な態度で答えた

相手は一瞬驚いた表情を見せたがすぐに元にもどりもう一度私に名前をきいてきた

私はそこから早く逃げ出したい、震えそうになってしまうという思いをおし殺し
深雪「私の名前は如月深雪です、あなたは?」
と尋ねると
?「深雪か…俺の名前は久隆達哉(クリュウタツヤ)だ、早速で悪いんだが俺はお前を気に入ったから倉庫にこい」
と達哉という人物は訳のわからないことを唐突にいってきた
たしかに私は家に帰ってもなにもすることはないがなにも知らないやつについていくほどバカではないので

深雪「達哉さんですか、すいません、そのお話なんですけど断らせていただきます」
といいその場を立ち去った
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