肉食御曹司に迫られて
そんな、湊に追い打ちをかけるように、アレックスが
「ミナトがもう諦めるなら、俺が声をかけようかな。すごくタイプ。クールビューティだね。」
その言葉に、
「やめろよ。」
と、つい言葉が出た。
湊はハッとし、
「嫌…。そんなにいいか?」
と言葉を濁した。
「…何?やっぱりミナト、あの子のこと気に入っているの?」
アレックスが聞いた。
「…そんなことない。」
湊は冷静を装い答えた。
そんな湊を見て、
「ふーん。」
とだけアレックスは答えた。
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