肉食御曹司に迫られて
奈々は車を降りると、
「本当にありがとうございました。こんな遅くまで申し訳ありません。」
と、頭を下げた。
窓を開けて奈々を見ていた藤堂は、
優しく微笑むと、
「何かあったら、いつでも連絡しろ。マンションの中に入るまで見ているから、行け。おやすみ。」
そう言った。
「おやすみなさい。」
奈々は言うと、マンションに入った。

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