【完】お前しかみてねーよ、最初から。
「えー?私はたださくらの気持ちを代弁しただけだよ?」
「そんなこと1mmも思ってないわ!」
「チッ。つまんねーの」
「え、舌打ち!?」
何この人!?
元ヤンでしょ!?
「まぁ頑張りなさいよ!
私が決めることじゃないしね」
「うん…」
お母さんの愛情弁当を食べながら、
窓から見える校舎の中を見てれば。
仲睦ましく話してるカップルの姿。
リア充爆発しろっ!!
……ってあれ、もしかして。
目を凝らして見てみれば、仲睦ましげに話してるのは渚と神崎さんだった。
私はその姿を見て、
なぜか胸がチクリと痛んだ。