【完】お前しかみてねーよ、最初から。




「えー?私はたださくらの気持ちを代弁しただけだよ?」



「そんなこと1mmも思ってないわ!」



「チッ。つまんねーの」



「え、舌打ち!?」




何この人!?

元ヤンでしょ!?




「まぁ頑張りなさいよ!
私が決めることじゃないしね」


「うん…」




お母さんの愛情弁当を食べながら、
窓から見える校舎の中を見てれば。




仲睦ましく話してるカップルの姿。




リア充爆発しろっ!!
……ってあれ、もしかして。




目を凝らして見てみれば、仲睦ましげに話してるのは渚と神崎さんだった。





私はその姿を見て、


なぜか胸がチクリと痛んだ。




< 168 / 276 >

この作品をシェア

pagetop