【完】お前しかみてねーよ、最初から。
「さくらは爽汰くんと回るんだっけ?」
休憩時間に入り控え室にて。
さくらは髪の毛を整えていて、
私はその隣でメロンパンを頬張る。
「うん。ごめんねほんとに」
食べかけのメロンパンを置いて、さくらに手を合わせて謝る。
「ううん大丈夫。時間、大丈夫?」
「ほんとごめん!!ってうわっ、過ぎてる!
ごめんもう行くね!」
「いってらっしゃーい」
夏海に笑顔で見送られて、爽汰くんと待ち合わせ場所に向かった。