【完】お前しかみてねーよ、最初から。



「…なんでもいいだろ。黙れぶた」



渚の本気のデコピンをおでこにくらった。



「ちょっと!なにすんのいきなり!?」



ジンジン痛むおでこに

手を当てながら渚を見上げた。



すると渚は私の肩を抱いて



「悪いけどこいつ誰にもやらねーから」



爽やかな笑顔で田中くんにそう言い放った。

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