【完】お前しかみてねーよ、最初から。



「…俺はお前が『キーンコーンカーンコーン』



まるで計ったかのようなタイミングでチャイムが鳴り響いた。




「……………はぁーー…」




渚がながーいため息を吐いたあと、




トン…


私の肩に渚の頭が触れる。




ふわりと香るシャンプーの香り。

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