イジワルな副社長に恋してる!
晃は、昨日の酒も残ることなく、シャワーを浴びて出社していた。
朝のミーティングの為、ミーティングルームに向かった。まだ誰も来てなかった。
晃は、受話器を手に取ると、秘書室に電話をかけた。
「水澤です。コーヒーお願いできますか?」
晃はいつも通り、優しくお願いした。
しばらくすると、秘書の新人の女の子が少し赤くなりながら、コーヒーを持ってきた。
「副社長、おはようございます。お待たせしました。」
「忙しいところ、ありがとう。」
と晃がニコッと微笑むと、
「全然大丈夫です!!失礼します!」
と慌てて出て行った。
(ー今までだと、年下の女の子はさっきみたいな反応だよな…。)
晃はそう思った。
どこぞの令嬢とかは、甘ったるい声で寄ってくる。
それに引き換え、絢香は全く反応が予測できなかった。
昨日も、飲ませすぎているのはわかっていたが、ついついからかって、煽って飲ませてしまった。