イジワルな副社長に恋してる!
「今日は、さっと基礎をやりましたが、次回からは早速曲に入ります。今日見た限り、難易度の高い曲もできるのではないかと思っています。弾きたい曲、水澤さんも考えてみてくださいね。」
音楽しかやってきてない人間から見ても
ホント、かなり弾けるな…というのが、今日の感想だった。
「わかりました。では、先生、相談をしたい事もあるかもしれないので、連絡先教えてくれます?」
あの、天使のような笑顔で微笑んだ。
絢香は物腰も柔らかく、紳士的な態度に好感を持った。
「…わかりました、何かあれば連絡くださいね。」
たかが、2ヶ月の短期だし、生徒さんだしと、絢香は連絡先を交換した。