イジワルな副社長に恋してる!
晃は、チラッと時計を見た。18時45分。
社長室により、湊の顔を見た。
「晃、どこか行くんだ?また女の子?ホント、その嘘くさい笑顔で何人泣かされてることやら。ホントは真っ黒なのにな…。」
社長で、友人の湊はまゆをひそめる。
「人聞き悪いこというなよ。いつも、その時は真剣だよ。そして、今日はピアノの先生と打ち合わせ。」
「あー、あの件の…」
湊はバツの悪そうな笑みを浮かべる…。
「そうだよ、だから、早く帰るのは大目に見ろよ。」
「先生によろしく。」
湊の言葉を後ろに聞きながら外にでた。