君がいてくれた日を
「 あー!もう!柊くん!! 」
「 うおっ、なんだよ 茅華… 」

ただの相談相手。
ただのいい男友達。

「 鈴木先輩二組だよね!? 」
「 そう…なんじゃねぇの 」

「 やだ、体育祭一緒じゃん…!! 」
「 え、鈴木と一緒にやんの…!? 」

「 先輩呼び捨てとか柊くんダメ!! 」
「 …あいつはいいんだよ 」


そんな会話。
当たり前に続くと思ってた。



鈴木先輩と話せるのは、
LINEだけで毎日LINEで話してた。

―"先輩、緑ブロックですか?"

―"そうだけど、…あれ、お前も?"

―"そうですよ、会ったら手振りますね"

―"うわ、全力で無視するわ"

―"酷いです、生活向上委員の特権で挨拶しに行きますから覚悟お願いします"

―"お前特権の使い方間違ってるぞ"

―"あ、それよりもお前"



―"何か隠してないか?"



先輩は私をわかってくれてた。
そう思ってたの。
こうやって察してくれるところも。
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