青空と愛
沖「巡察中に見つけて怪しかったんで連れて来たんですよ〜。」


男達は私達を囲むように座った。


近「ほ〜。君達は名前は?間者なのかい?」


土「間者がそんなこと言うわけね〜だろ。」


土方は私達が間者だと決めつけてるのか…


奈「本当に間者じゃありません!!」


土「…。信じられるか。」


…チッ らちがあかない


海「…ちげーって言ってんだろ。」


立ち上がって部屋から出ようとした。


海「おい奈々行く……


言葉を言い終わらないうちに私の首に刀が突きつけられていた。


奈「ッ!海!!」


海「大丈夫だ。…ところで土方サンこれはどういうことだ?
客人にいきなり刀を突きつけるとは失礼ではないか?」


土「フッ 客人じゃあねーだろ…お前ら何もんだ」


突きつけられた刀に力がグッと入り皮膚が少し切れた。血がツゥーと垂れた。


近「おい、トシ!その子血が出てるぞ!」


奈「やめてください!」


土「………。佐之、こいつを蔵に連れて行くぞ。」


?「…了解 」


男が私の腕を掴み手を縄で縛った。


奈「ちょッ!?海に何する気?!」


土「殺しはしねぇ〜よ」


海「奈々大丈夫だよ!」ニコッ!


?「おい。行くぞ。土方さんも付いて来るだろ?」


土「あぁ。」


海「おい土方奈々には手を出すなよ」


土「お前が変なことしなければこの女の命は保証してやるよ。」


奈「海!?何考えてるの?!何か他の策があるかもしれない!(未来に帰れる策)」


?「策ってなんの策だよ。やっぱり間者じゃん。」


海の言葉に男達の中で最も小さい男が反応した。


絶対新撰組を陥れる策だと思ってるな。


海「策って言うのはな…

土「おい。もういいだろさっさと行くぞ。」


土方がまた私の言葉に被せてきやっがった


てか、話聞けよ


男に引っ張られ私は部屋を出た。


海「土方本当に奈々には手を出すなよ」


土「わかったわかった しつけ〜な。約束するよ。」


?「…そんなにあいつのことが心配なのか」


海「当たり前だろ。」


 私の唯一の親友なんだから…






 ここが蔵か…汚いな…何人も拷問してきたんだな。


土「今日からここでみっちり話聞いてやるよ。」(ニヤリ
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