青空と愛
先生のクソつまらない授業を半分聞き流していたらいつの間にか部活の時間になっていた。


奈「海!部活行こ!」


海「うん。今日も試合する?」


奈「あたりまえでしょ!今日は勝ってやる!」


海「それは無理だよ。」


奈「なッ!勝てるもん!」


え?私達は何部だって?剣道部です。

確かに奈々は他の人に比べると強いけど私からしたらまだまだだな。

フッ私は全国トップレベルだからな。まぁでも油断してたら追い越されるな。

奈々は昔から要領が良いから何でもできる。


奈「海?ボーとしてどうしたの?部室着いた
よ?」


ハッ!いかん自分の世界に入っていた。


海「いや何でもないよ。」


奈「そう?じゃあ早く試合しよ!」


そういい二人は光の速さで剣道着に着替え、竹刀を持ち構えた。


奈「行くよ。」


海「どっからでもかかって来い」


パァンッ!
まぁ私が勝ったのは言うまでもない。


奈「あぁ〜!やっぱり強いね、勝てる気がしな
いよ〜」


海「そんなことないよ。確実に強くなっている
よ。」


奈「本当に!?やった〜!」


本当に強くなっている。下手したら負けるかもな。


奈「…………ねぇ本当に今日ボーとしてるね。
風邪?ダメだよ 明日は修学旅行なんだから
!」


明日から2泊3日で修学旅行だ。奈良、大阪、京都とかに行く。中でも1番楽しみにしてるのは


奈「新撰組の屯所楽しみだね!!」


私達は新撰組が好きだ。奈々は歴史がダメだから史実は知らない。私は全部知っている。


海「うん。楽しみだね。」


奈「…どうせ明日の準備してないんでしょ?」


海「ギクッ!何故それを…!」


奈「あたりまえでしょ!何年一緒にいると思っ
てるの?て言うか忘れ物しないでね!寝坊
もしないでね!」


海「わかってるよ。忘れ物も寝坊もしないよ」


ムスーとした顔で言うと

奈「はいはいそんな顔しないの!じゃあ明日ね
バイバイ!」


海「バイバイ」


そういいわかれた。
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