キミの瞳に






「なんかあったら俺にすぐ連絡すればいいだろ!」






聖夜君はニッと笑いながらそう言った。






もしあの時聖夜君と出会ってなかったらこんなに励ましてもらえることもなかったんだろうな。






「あひがとう」





ありがとう、そう言いたいのにほっぺを引っ張られてるせいでうまく言えなかった。







「頑張れよ!」






聖夜君はそう言うと私のほっぺから手を離した。







朝木くんのことを今日避けたとしても学校に通ってる限り会わない訳にもいかないし…





勇気出していこう…!







きっとこんな風に気にしているのは私だけで朝木くんはそんなに気にしていない気がするから…。













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