キミの瞳に
「ねえ、春は俺のことどう思う?」
朝木君の言葉に私はガチッと固まった。
どう思うって…
友達として?
それとも異性として?
それにどうしてそんなこと……
「そ、それってどういうこと……?」
私の反応が鈍いことに気づいた朝木君は私の方に体を向ける。
朝木君の綺麗な瞳と交わる視線。
思わず吸い込まれそうになる。
でもどうしてそんなこと…
「………なーんてね。」
へラッと笑う朝木君に私はハッとする。
「ごめんね、春が可愛いからちょっとからかっちゃった」
そう言うと朝木君は私の頭を撫でる。