キミの瞳に
「帰ろうか」
そう言って朝木君は立ち上がる。
少し複雑な気持ちの私は、朝木君と一緒に立ち上がるけど足が動かない。
それに気づかない朝木君は少し歩き出してしまう。
こんなチャンス二度とないかもしれない…
好きになるの早すぎって、軽い女って思われるかもしれない…
でも、今伝えてもいいよね……
「…朝木君!
私…」
私の声に朝木君が振り返る。
「私…朝木君のこと……好き」
言ってしまった…………。