キミの瞳に
「……っその顔は反則だろ…。」
聖夜君の言葉の意味は全然わからないけど、純粋に聖夜君の気持ちは嬉しいと思った。
「と、とりあえず…帰るぞ!」
ササッと動き出す聖夜君を追いかける。
聖夜君の後ろ姿を見て思った。
聖夜君は優しいし…
いざって時にすぐ助けてくれて、きっと彼女になればすごく大事にしてくれるって。
明るくてデートとかしても楽しませてくれるそんな気がする。
私を好きだと言ってくれているのが不思議なくらい素敵な人だと…。
…でも…
それでもやっぱりこんな状況でも朝木君のことが頭から離れない私は朝木君のことが好きなんだと再確認してしまった。