キミの瞳に
ざわつく心
聖夜君と初めて会った日から少し朝木君が変わったような気がする。
「今日は一緒に帰れないから家に着いたら連絡して」
今日は今日でこんなことを言われた。
それ以外だと夜遅くに出歩くのはやめてとか…
今までこんなこと言われなかったからちょっとびっくり。
若干お父さんみたいだと心の中で笑ってしまう。
「うん、朝木君は用事があるの?」
私の言葉に朝木君は頷いた。
「人と待ち合わせしてる」
遊びにでも行くのかな?
あ、もしかして前のハンバーグ屋さんであった人かな。
「そうなんだ!
楽しんできてね」
ニコッと笑って朝木君に笑顔を向ける。
朝木君は朝木君で私に気をつけてねと行って私に手を振った。